【農福交流会】開催しました
2025.06.18
新潟市あぐりサポートセンターでは、6月5日(木)鷲巻地域生活センター(南区)にて農業関係者と福祉施設職員の意見交換会を行いました。
【農福連携】という言葉は広がっているが、実際の関わり方がわからない人が多いとの意見を聞くことがあり、農業・福祉それぞれが互いを知る機会として企画しました。
当日の参加者は市内の福祉施設職員14名と農業関係者6名でした。
福祉施設からは、「施設が行っている活動(作業)内容や農業との関りについて、参加施設の職員から話がありました。
外就労の1つとして農家へ出向いて作業を行っている施設・以前は行っていたが事情で中止している施設・今後、農業に関わっていきたいと思う施設と、農業との関りは様々でした。
農業側からは、この冬に福祉施設との作業連携を始めて経験した果樹農家さんから、洋ナシの病害対策として、落ち葉を集める作業を行ってもらい感じた事や果樹農家が抱える苦労話がありました。
『落葉集め作業は実施時期が遅かったことで葉が濡れていて作業がやり難かったと思うが、そのなかで丁寧に行ってもらえた。依頼できる作業の1つと解かったし、枝を集める作業など他にも頼める作業があると感じた』と、作業の感想の話がありました。お話頂いた果樹農家さんは後継者がいるそうですが、近隣では後継者がいない高齢の農家さんが離農されているとの話もありました。
その後に、福祉職員から農業関係者への質問、農業関係者から福祉職員への質問、又は福祉施設同士での質問、と意見交換の時間を設けて交流会は終了しました。
参加者アンケートでは、
・家さんの現状や他施設の取り組みを聞くことが出来て良かった。
・農作業を取り入れたいと検討していたので、実践している施設の話を聞くことでき不安が払拭出来た。
今後、取組んで行きたいと思う。
・農家さんの困り事や実際に行っている作業内容を詳しく聞くことで、施設で取組む事を想定して考える
事ができた。
等の意見を頂きました。
あぐりサポートセンターは福祉施設と農業者をつなぐ役割を担い、障がいある方が就労支援施設で行う作業として、農作業を通し様々な経験を重ねる場が広がる様、事業を行っています。今後も【農福連携の最初の一歩】として、お互いを知る場をつくっていきたいと思っています。
【交流会の様子】