利用者さんとお話される際の、あふれるような笑顔が印象的な中野さん。
幼少期からお年寄りや障がいを持つ方が周りにいることが普通だったため、福祉業界への就職も自然な流れだったそうです。
愛宕福祉会の介護現場で長年働いてこられた中野さんならではの視点から、その体験談を聞いてみました。

人生の節目節目に、その時必要な言葉をもらった

父が老人福祉施設に勤めていたことと、私が通っていた保育園が周囲の施設との交流の多い保育園で、日常の中にお年寄りや障がいを持った方が当たり前にいる生活だったことが、今の私のベースにあります。
さらに小学生の時に『24時間テレビ』を見て「私も福祉の仕事がしたい」と思ったことが、この仕事を意識し始めたきっかけです。看護もいいな…と思ったのですが、理数系が不得意だったので諦めました(笑)。
入職後は人生の節目節目に、その時に必要な言葉をその時の上司から頂くことの連続でした。そのおかげで出産・育児を経ながらも、キャリアアップを諦めずにここまで来れたと思います。
子どもを産んだあと、それまでのようにバリバリと働けなくなった時には「子どもはすぐに大きくなる。またバリバリ働ける時が来るから、今は今の働き方でいいんだよ。」と安心させてくださり、子育てが落ち着いてきたな…と思う頃には「またもう1回頑張ってみる?」と言ってキャリアアップへと背中を押してくださいました。
少し大げさかもしれませんが、私の人生を豊かに、そして支え続けてくれたのは、この仕事・この職場だと思っています。

愛宕に入って本当に良かった

私は他の福祉施設で働いたことがないのでピンと来ないのですが、中途採用の方がよく「こんな介護の仕方があるんですか!?知らなかった!こんなに楽だったなんて!」と驚かれます。おそらく福祉施設や法人によって、行われている介護方法はさまざまなんだと思います。
愛宕福祉会の施設では、介護の基礎をしっかりと教えてもらえるので体を壊すこともありません。介護方法も人力に頼るのではなく、一部ロボットを導入したり、設備や備品も「これを導入してこんな介護がしたい」ということを伝えれば、比較的なんでもすぐに導入を検討してもらえます。愛宕では当たり前のこんなことが、もしかしたら他の施設や法人では難しいのかもしれません。
私は本当に「愛宕に入って良かった」と思っているので、介護現場で働くことを希望している人、特に人生設計を考えている女性は、愛宕福祉会への入職を考えてみて欲しいです。

福祉業界で働きたいと思っている人へのメッセージ

福祉業界にはたくさんの職種があり、介護現場ではなく相談業務に携わる仕事もあります。なので実習に行って「介護職は無理だ…」と思った人もすぐには諦めず、いろいろ調べてみて欲しいです。あなたに合った「福祉の仕事」が見つかると思いますよ。

2023年、4月。 新たな”仲間が。・” 年間休日167日 週休3日制 新しい働き方始まる